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「朝と昼が逆転している・・・」
「部屋にこもる時間が増えて、勉強の遅れも心配・・・」
「このままで高校受験は大丈夫なのだろうか」
お子さんが学校へ行けない状態が続くと、親御さんの心にはさまざまな不安が浮かんでくると思います。私の身近にも、学校へ行くことが難しくなった生徒さんがいます。また現在、中学校へほとんど通えなかったお子さんの高校受験に向けたコーチングにも関わっています。
そうした子どもたちと接する中で、私がとても大切だと感じているものがあります。それは、
「安心感」
です。子どもが再び前を向くためには、その前に、
「ここにいて大丈夫」
「自分のことを分かってくれる人がいる」
と思える場所が必要なのだと感じます。親としては、
「なんとか学校へ戻さなければ」
「遅れている勉強を早く取り戻さなければ」
と焦ってしまいますよね。もちろん、そのお気持ちは自然なものだと思います。でも、心のエネルギーが少なくなっているときに、
「勉強しなさい」
「みんなは学校へ行っているよ」
と急かしても、かえって子どもを追い詰めてしまうことがあります。まず大切にしたいのは、学校へ戻ることだけを目標にするのではなく、
「自分のペースで安心して過ごし、少しずつ次の一歩を考えられる環境」
をつくることではないでしょうか。
そこで今回は、不登校のお子さんの学習方法の選択肢として、オンライン塾やオンライン家庭教師の活用について考えてみたいと思います。
1.不登校の勉強は「家」という安心できる場所から始めてもいい
不登校のお子さんにとって、外へ出て集団の塾へ通うことは、私たち大人が想像する以上に大きなエネルギーを必要とする場合があります。
「周りの目が気になる」
「知らない人と会うのが怖い」
「またうまく馴染めなかったらどうしよう」
そんな不安を抱えている状態で、
「学校へ行けないなら、せめて塾には行こう」
と言われても、それ自体が大きなプレッシャーになってしまうことがあります。そこで一つの選択肢になるのが、オンライン塾やオンライン家庭教師です。
自分が一番落ち着ける自宅から授業を受けられるため、外出への負担を減らしながら学習を始められます。もちろん、最初からフルでしっかり勉強する必要もありません。サービスによって対応は異なりますが、
「今日は先生と少し話してみる」
「まずは得意な問題だけやってみる」
「分からないところを一つだけ質問してみる」
そんな小さなスタートでもいいと思うのです。大切なのは、
「ここなら大丈夫そう」
と本人が思えること。安心できる「安全基地」ができて初めて、
「ちょっとやってみようかな」
という気持ちが生まれることがあります。不登校だから学びが止まっている、と考える必要はありません。学校以外にも、学べる場所はあります。
むしろ自宅だからこそ、その子のペースに合わせて再スタートできる場合もあるのです。
2.不登校の学習サポートは「教える力」だけで選ばない
オンライン塾や家庭教師を選ぶとき、
「有名な先生なのか」
「合格実績はどうなのか」
「教材は充実しているのか」
といった部分に目が向きやすいと思います。もちろん、それらも大切です。しかし、不登校のお子さんをサポートする場合、私はもう一つぜひ確認してほしいことがあります。それが、
「先生がお子さんの話を聴いてくれるか」
ということです。一方的に、
「今日はここからここまで覚えよう」
「遅れているから急いで進めよう」
と指導する先生より、
「今日はどんな感じ?」
「最近、何か好きなことある?」
「今日はちょっと疲れているみたいだから、できるところからやってみようか」
と、その日の状態を見ながら接してくれる先生。そんな大人との出会いが、勉強以上に大切になることもあります。不登校のお子さんの中には、
「自分はみんなより遅れている」
「自分はダメなんじゃないか」
と、自信をなくしている子もいます。だからこそ、いきなり「成績を上げること」だけを目指すのではなく、
「できた」
「分かった」
「先生と話せた」
という小さな成功体験を積み重ねていく。
昨日できなかった問題が一問できた。
10分だけ勉強できた。
自分から先生に質問できた。
それだけでも立派な一歩です。こうした経験が積み重なることで、少しずつ、
「自分にもできるかもしれない」
という感覚につながっていきます。そして、その自信が学習意欲や高校受験への意欲につながることもあるのです。
3.まずは親だけで相談してみる。それも立派な「最初の一歩」
とはいえ、いきなりお子さんに、
「オンライン塾を始めてみない?」
と提案しても、
「嫌だ」
と言われてしまうかもしれません。それなら、無理に本人を動かそうとせず、まずは親御さんだけで情報を集めてみるのも一つの方法です。不登校の子どもの学習支援を行っている塾や家庭教師には、保護者向けの相談を用意しているところもあります。そこで、
「ほとんど勉強できていないけれど大丈夫ですか?」
「高校受験には間に合いますか?」
「本人が人と話したがらないのですが・・・」
と、今抱えている悩みをそのまま相談してみることをおすすめします。そして、
「この先生なら、うちの子と合いそうだな」
と思えたら、そのとき初めてお子さんに話してみても遅くありません。大切なのは、親が決めてしまうのではなく、最終的には本人の気持ちを尊重することです。資料をリビングに置いておいて、
「こんなのもあるみたいだよ。興味があったら見てみて」
くらいでもいいでしょう。自分で資料を開いて、
「ここならちょっとやってみてもいいかな」
と思えたなら、それは大きな一歩です。
不登校のお子さんの学習を支援するサービス
不登校のお子さん向けの学習支援には、さまざまな選択肢があります。たとえば、オンラインで個別指導を受けられるサービスや、不登校からの高校受験をサポートしている塾などがあります。ただし、ここで一番大切なのは、
「有名だから」
「合格実績があるから」
だけで決めないこと。不登校のお子さんの場合は特に、先生との相性や本人の気持ちが大切です。資料請求や相談、体験授業などを利用しながら、焦らず比較してみてください。
まとめ
学校へ行けなくなると、親御さんはどうしても、
「勉強が遅れてしまう」
「高校へ行けなくなるのでは?」
「将来は大丈夫なのだろうか」
と、まだ起きていない未来まで心配してしまいます。でも、学ぶ場所は学校だけではありません。オンライン塾、家庭教師、フリースクール、自宅学習など、今はさまざまな方法があります。大切なのは、
「みんなと同じペースに戻すこと」ではなく、「その子がもう一度歩き出せるペースを見つけること」。
昨日は何もできなかったけれど、今日は教科書を開けた。
今日は10分だけ先生と話せた。
一問だけ問題が解けた。
そんな一歩で十分です。そして、お子さんが立ち止まっているときは、親御さん自身も一人ですべてを抱え込む必要はありません。学校の先生やスクールカウンセラー、地域の相談機関、学習支援の専門家など、頼れる人を少しずつ増やしてみてください。焦らず、比べず、その子のペースで。
おうちで過ごしている今の時間も、決して「止まっている時間」と決めつける必要はありません。
安心できる場所でエネルギーを蓄えながら、次の一歩を探している時間なのかもしれません。その一歩が小さくても大丈夫。お子さんに合った道を、一緒に探していきましょう。
それでは、ありがとうございました!

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