『〇〇ちゃんはできるのに…』と言う前に。子どもの自信を育てる本当の比べ方とは?

いつもご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、子育てをしているとついやってしまいがちな、

「子どもを他の子と比べてしまうこと」

について考えてみたいと思います。私自身も、ふと比べてしまうことがあります。保護者の方とお話をしていても、

「お姉ちゃんはよくできるんですけど、下の子がね・・・」

といった言葉を耳にすることがあります。兄弟姉妹だけではありません。

「〇〇ちゃんは、いつも90点以上取っているんだって」

「同じ塾の〇〇君は、もう英検に合格したみたいよ」

悪気はなくても、つい口にしてしまうことがあるかもしれません。親としては、

「もう少し頑張ってほしい」

「この子ならもっとできるはず」

という期待から出た言葉なのでしょう。でも、一度だけ立場を逆にして考えてみてください。

もし自分が、

「〇〇さんのご主人はもっと年収が高いらしいよ」

「〇〇さんのお母さんは、仕事をしながら家事も完璧なんだって」

などと誰かと比較されたら、どう感じるでしょうか。あまり気持ちのいいものではありませんよね。

学歴、仕事、年収、家、車、容姿・・・。大人の世界だって、比べようと思えばいくらでも比較できます。そして、上を見ればキリがありません。子どもも同じです。

だからこそ、子どもの成長を見るときは、比較する相手を変えてみることをおすすめします。

目次

1.比べるなら「他の子」ではなく「過去のわが子」

では、子どもをまったく比較してはいけないのでしょうか。私はそうは思いません。比較するのであれば、

「昨日までのその子」と「今日のその子」

を比べてみてほしいのです。例えば、前回の算数のテストが50点だったとします。そして今回、60点になった。

そんなとき、

「60点か。〇〇君は80点だったらしいよ」

ではなく、

「前より10点も上がったじゃない!頑張ったね」

と一緒に喜んであげる。この10点の中には、

「前より勉強時間を増やした」

「苦手だった計算問題を練習した」

「分からないところを先生に質問した」

といった、その子なりの努力が隠れているかもしれません。点数だけではなく、

「前より自分から机に向かうようになった」

「宿題を言われる前に始めた」

「苦手な問題から逃げなくなった」

という変化も立派な成長です。親がその小さな変化を見つけて言葉にしてあげることで、

「ちゃんと自分のことを見てくれている」

という安心感にもつながっていきます。

2.小さな「できた」を積み重ねて子どもの自信を育てる

子どもの自信を育てるうえで大切なのは、大きな成功だけではありません。むしろ、

「昨日できなかったことが、今日は少しできた」

という小さな成功体験の積み重ねです。例えば5教科すべての成績を一気に上げようとすると、子どもにとって大きな負担になることがあります。それなら、

「まずは理科だけ頑張ってみよう」

「次のテストでは英単語を毎日5個覚えてみよう」

という小さな目標から始めてみる。そして、それができたら一緒に喜ぶ。

「やればできるじゃない」

「前よりずいぶんできるようになったね」

そんな言葉を積み重ねていくことで、子どもの中に、

「自分も頑張れば成長できる!」

という感覚が育っていきます。私は、この感覚こそがとても大切だと思っています。いきなり「自分は何でもできる」と思わせる必要はありません。

「昨日の自分より、ちょっと成長できた」

その実感が次の挑戦へのエネルギーになっていくのです。

3.親は子どもの「一番の味方」でいてほしい

学校に行けば、子どもたちは否応なく比較される場面に出会います。

テストの点数。

成績。

スポーツ。

友人関係。

受験。

子ども自身も、周囲を見ながら、

「あの子はできるのに、自分は・・・」

と落ち込むことがあるでしょう。だからこそ、ご家庭では

「他人と競争しなくてもいい場所」

であってほしいと思うのです。もちろん、何でも褒めればいいということではありません。できなかったことがあれば、

「じゃあ次はどうすればいいかな?」

と一緒に考えればいい。失敗したときには、

「今回はうまくいかなかったけど、ここまではできたね」

と成長した部分を探してみる。そして何より、

「あなたのことをちゃんと見ているよ」

というメッセージを伝えてあげてください。子どもにとって、親は最も身近な大人の一人です。外の世界でうまくいかなかったときでも、

「家に帰れば自分を認めてくれる人がいる」

と思えることは、子どもがもう一度挑戦するための支えになるのではないでしょうか。

まとめ

子育てをしていると、つい他の子が気になります。それは、自分の子どもの将来を心配しているからこそでもあるでしょう。

でも、比較するなら他人ではなく、

「その子の過去」

を見てみませんか?

昨日より10分長く勉強できた。

前回よりテストが5点上がった。

自分から「ありがとう」が言えた。

苦手なことに一度だけ挑戦できた。

そんな小さな成長を見つけたら、ぜひ言葉にして伝えてあげてください。そして、もう一つ忘れないでほしいことがあります。

子どもが一歩成長するまでには、そのそばで見守り、声をかけ、悩みながら伴走してきた親御さんの努力もあります。

だから、

子どもの成長を喜ぶと同時に、自分自身の頑張りも認めてあげてください。

親子で、

「前よりちょっと良くなったね」

と笑える。そんな成長の見つけ方ができれば、子育ても少し楽しくなるのではないでしょうか。

それでは、ありがとうございました!

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