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「子どもの良いところを見つけて、もっと褒めてあげたい」
「他の子と比べず、この子はこの子として認めてあげたい」
頭ではそう分かっているのに、毎日の生活に戻ると、なかなかうまくいかないことがあります。気づけば、
「また忘れてる!」
「何回言えば分かるの?」
「どうしてできないの?」
そんな言葉ばかりが口から出てしまう。そして夜、子どもの寝顔を見ながら、
「今日も言いすぎたな・・・」
と後悔してしまう。そんな経験をしたことがある保護者の方は、決して少なくないと思います。もちろん、自分自身にもあります。
そこで今回は、子どもへの小言やイライラが止まらないときに、一度立ち止まって考えてほしい
「親自身の心の状態」
についてお話しします。子どもを変える前に、まず自分の心を少しだけ見つめてみる。そこから親子関係が変わり始めることがあります。
子どもへのイライラは「心に余裕がないサイン」かもしれない
子どもにきつい言葉をぶつけてしまったとき、
「どうして私はこんなに怒ってしまうんだろう・・・」
と考えたことはありませんか。もちろん、子どもの行動そのものが原因になることもあります。ですが、実際には、
仕事で疲れていた。
時間に追われていた。
人間関係でストレスを抱えていた。
睡眠不足だった。
そんな自分自身の状態が重なっていることも少なくありません。私自身も、心に余裕がないときほど、普段なら気にならないことまで悪く見えてしまう経験がありました。つまり、
ということがあるのです。そんなときは、
「また怒ってしまった・・・」
と自分を責めるより、
「今の自分、ちょっと余裕がないんだな」
と気づくだけで十分です。その気づきが、感情に流されないための最初の一歩になります。
親から子へ受け継がれる「関わり方のクセ」に気づく
人は、自分が育ってきた環境から少なからず影響を受けます。例えば、子どもの頃によく怒鳴られていた。
「ちゃんとしなさい」
といつも言われていた。失敗すると強く叱られていた。そうした経験があると、大人になってから自分でも気づかないうちに、似たような関わり方をしてしまうことがあります。これは、
「親が悪かった」
という単純な話ではありません。ただ、人は慣れ親しんだコミュニケーションの形を無意識に再現することがあります。だからこそ、
「もしかしたら、これは昔から身についた反応なのかもしれない」
と気づくことがとても大切です。気づくことができれば、選び直すこともできます。怒鳴る代わりに少し待つ。否定する代わりに理由を聞く。
「どうしてできないの?」ではなく、
「何が難しかった?」
と問いかけてみる。ほんの小さな違いですが、それが親子の関係を少しずつ変えていきます。
「負の連鎖」は、今日から少しずつ断ち切れる
ここまで読んで、
「やっぱり自分のせいなのかな・・・」
と思った方もいるかもしれません。でも、大切なのは過去を責めることではありません。これからどう関わっていくかです。
人は、昨日までの自分と同じでい続ける必要はありません。今日から一つだけ変えてみることができます。例えば、怒りそうになったら、一呼吸置く。一日に一回、子どもの良いところを言葉にする。言いすぎたら、素直に「ごめんね」と伝える。
できなかった自分を責めるのではなく、
「今日はここまでできた。」
と認める。そんな小さな積み重ねで十分です。心のクセは、一日で変わるものではありません。だからこそ、焦らなくて大丈夫です。玉ねぎの皮を一枚ずつ剥くように、少しずつ自分の心を理解していけばいいのです。
そして、その姿を子どもはちゃんと見ています。親が自分の感情と向き合い、失敗してもやり直そうとする姿そのものが、子どもにとって大切な学びになります。
まとめ
子どもに小言を言ってしまうこと。イライラして強く当たってしまうこと。それだけで「ダメな親」と決まるわけではありません。大切なのは、
「なぜ私はこんなにイライラしているんだろう?」
と自分の心に気づくことです。子どもを変えようとする前に、ほんの少しだけ自分自身に目を向けてみる。その小さな一歩が、親子の関係を変えるきっかけになることがあります。
まずは今日、
「自分も毎日よく頑張っている。」
と、自分自身に一言かけてあげてみてください。自分の心に少し余裕が生まれると、子どもを見る目も少しずつ変わっていきます。
次回は、今回の続きとして、
「親子の負の連鎖を断ち切るために、日常でできる具体的な方法」
についてお話ししたいと思います。
それでは、ありがとうございました。

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