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前回の記事では、子どもにイライラしたり、つい感情的になってしまったりする自分を変えるために、「心の負の連鎖」を断ち切る3つのステップをご紹介しました。でも、
「頭では分かっているけれど、毎日忙しすぎて実践できない・・・」
「自分を変えたいけれど、心にそんな余裕がない・・・」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか。子育てをしながら、仕事、家事、学校のこと、人間関係・・・。毎日いろいろなものを背負っていれば、いつも笑顔で穏やかに過ごすなんて、なかなか難しいものです。私自身もそうでしたし、今もそんな時があります。
だからこそ今回お伝えしたいのは、
ということ。今回のキーワードは、ちょっとユーモラスに言えば、
「他力本願」と「ずぼら」です(笑)。
前回に続いて、子育てのイライラやストレスを減らし、心の負の連鎖を断ち切るための「後半3つのステップ」をご紹介しますね。
ステップ4:一人で抱え込まず、専門家に相談する
4つ目の方法は、
「専門家の力を借りること」
です。子育てに悩んだとき、私たちはつい、
「親なんだから、自分で何とかしなければ」
と思ってしまいます。でも、子育てほど一人ですべてを解決するのが難しいものはありません。各地域には、自治体の子育て相談窓口や教育相談、児童相談所など、子どもや家庭について相談できるさまざまな場所があります。また、学校の先生やスクールカウンセラーなどに相談する方法もあります。大切なのは、
「こんなことで相談していいのかな?」
と思わないことです。悩みが小さいうちに誰かに話すことで、問題が大きくなる前に気持ちを整理できることもあります。
私自身、カウンセリングに携わる中で感じるのは、人は自分の中にある思いを「言葉」にするだけでも、自分の気持ちを少し離れたところから見られるようになるということです。誰かに話してみると、
「ああ、私は本当はこれが辛かったんだ」
「子どもに怒っていたけれど、本当は仕事で疲れていたのかもしれない」
と、自分でも気づかなかった感情が見えてくることがあります。必要であれば、医療機関など専門的な支援を受けることも大切です。
助けを求めることも、子育ての大切な力の一つですから、何でも一人で解決しようとしなくていいのです。
ステップ5:子育ての「助っ人」を増やす
5つ目は、
「周囲をどんどん巻き込むこと」
です。子育ては、本来一人でするものではありません。パートナー、祖父母、親戚、友人、ママ友・パパ友、学校や園の先生、地域の人たち・・・。頼れる人がいるなら、遠慮せずに力を借りてみましょう。
「全部自分でやった方が早い」
と思うこともあるかもしれません。でも、それを毎日続けていると、知らないうちに心の余裕が削られていきます。
たとえば、
「今日はお迎えをお願いできる?」
「ちょっと子どもを見てもらっていい?」
「最近こんなことで困っているんだけど、先生から見てどうですか?」
そんな小さなお願いでもいいのです。一人の大人だけで子どもを見るのではなく、
「みんなでこの子を育てていこう」
くらいに考えてみてはいかがでしょうか。これは決して「人任せ」という意味ではありません。むしろ、いろいろな大人と関わることは、子どもにとっても多様な価値観や考え方に触れる機会になります。
子育てには、少しくらい
「人を頼る図太さ」
があってもいい。私はそう思っています。
ステップ6:「完璧な親」をやめて、少しくらいずぼらになる
そして最後は、
「自分の心に余裕をつくること」
です。これが、実は一番大切かもしれません。親のストレスが限界に近づけば、ほんの些細なことでもイライラしやすくなります。
子どもがお茶をこぼした。
ランドセルを放りっぱなしにした。
宿題をなかなか始めない。
普段なら笑って済ませられることなのに、余裕がないと、
「何回言ったら分かるの!」
と爆発してしまう。だからこそ、子どものためにも、まず自分自身の心を整える時間を持ってほしいのです。
たとえば、
- 今日は夕食を簡単なもので済ませる
- 少しくらい部屋が散らかっていても気にしない
- 好きな音楽を聴く
- 友人とお茶を飲みながらおしゃべりする
- 一人でぼーっとする時間をつくる
- 軽く散歩をして気分転換する
そんなことでいいのです。
「家事を完璧にしなければ」
「いい親でいなければ」
「ちゃんとした家庭にしなければ」
その「ねばならない」を、一つくらい手放してみませんか?少しくらいずぼらでも、家族が笑って過ごせるなら、それで十分。むしろ親自身が楽しそうに生きている姿は、子どもにとって大切なメッセージになるのではないでしょうか。
まとめ
子育てのイライラやストレスをゼロにすることは、簡単ではありません。私自身も含めて、誰だってイライラする日はあります。大切なのは、
「また怒ってしまった。私はダメだ」
と自分を責め続けることではなく、
「じゃあ、次はどうすれば少し楽になれるだろう?」
と考えてみることです。
専門家を頼る。
家族や周囲を巻き込む。
そして、少しくらいずぼらになる。一人ですべてを背負わなくてもいいのです。前回からご紹介してきた6つのステップも、一度に全部実践する必要はありません。できそうなものを、まず一つ。それだけで十分です。
親の心にほんの少し余白が生まれれば、子どもを見る目も少しずつ変わってきます。そして、その小さな変化の積み重ねが、親から子へと続いてきた「心の負の連鎖」を断ち切るきっかけになるのかもしれません。
完璧な親を目指すより、笑っている親でいる。
今日くらい、ちょっと手を抜いてみませんか??
それでは、ありがとうございました。

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