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さて、
「子どもには本を好きになってほしい」
「語彙が豊かで、考える力のある子になってほしい」
そう願う保護者の方は多いのではないでしょうか。読書習慣を身につけるためには、「読み聞かせ」が大切だとよく言われますね。確かに、その通りではあるのですが、実は読み聞かせの前にもっと大切なことがあります。それは、
この土台があることで、子どもは自然と言葉に親しみ、本の世界へ興味を持つようになっていきます。
読書好きの第一歩は、毎日の「語りかけ」から
語りかけは、赤ちゃんがお腹の中にいる頃から始めることができます。
「今日はいい天気だよ」
「お花がきれいに咲いているね」
「会える日を楽しみにしているね」
そんな何気ない一言で十分です。そして、生まれてからも同じです。おむつを替えるとき、食事の時間、お散歩の途中…。特別な時間を作らなくても、日常の中でたくさん話しかけてあげることが、言葉の力を育てる第一歩になります。
赤ちゃんは親の声を聞きながら、「安心できる場所なんだ」と感じると同時に、少しずつ言葉のリズムや音を覚えていきます。この積み重ねが、やがて絵本に興味を持ち、「もっと知りたい」「もっと聞きたい」という気持ちにつながっていくのです。
読み聞かせは、親子の心を育てる時間
語りかけに慣れてきたら、ぜひ絵本の読み聞かせを始めてみましょう。読み聞かせの魅力は、言葉を覚えることだけではありません。親子で同じ物語を楽しみ、笑ったり驚いたり、ときには感動したり…。そんな時間そのものが、子どもの心を豊かに育ててくれます。
特に小さい頃は、お母さんやお父さんの膝の上で本を読む時間が、子どもにとって何より安心できるひとときになります。
「もう一回読んで!」
と言われる絵本があるなら、それは子どもが物語だけでなく、親子で過ごす時間そのものを楽しんでいる証拠です。何度も同じ本を読むことを心配する必要はありません。繰り返し読むことで言葉が定着し、想像力や読解力も少しずつ育っていきます。
年齢に合わせて、「楽しい一冊」を見つけよう
では、
「どんな本を選べばいいの?」
となりまうよね。・・・そんなときは、まず長く読み継がれてきた名作から始めるのがおすすめです。
0〜2歳頃
まずは、音やリズムを楽しめる絵本がおすすめです。例えば『じゃあじゃあびりびり』は、「ぶーぶー」「じゃあじゃあ」など、耳に心地よい言葉がたくさん登場します。言葉遊びの延長として、親子で楽しく読める一冊です。
3〜5歳頃
少し物語を楽しめるようになったら、『おおきなかぶ』のような繰り返しのある絵本がおすすめです。
「うんとこしょ、どっこいしょ!」
と一緒に声を出しながら読むことで、自然と物語の世界に引き込まれていきます。
小学校低学年
絵本から児童書へ進む時期には、『エルマーのぼうけん』がおすすめです。次はどうなるのだろう。そんなワクワクした気持ちが、「もっと読みたい」という読書意欲を育ててくれます。最初は一章ずつ読み聞かせをしながら、少しずつ自分で読む習慣へつなげていくのも良い方法です。
もちろん、ここにあげさせていただいたのはほんの一例。図書館などで楽しそうな本を一緒に探してみてくださいね。
まとめ
読書好きな子を育てるために、一番大切なのは、「本を読みなさい」と言うことではありません。まずは日々の語りかけを大切にし、その延長として読み聞かせを楽しむこと。
その積み重ねが、「本は楽しい」「もっと読んでみたい」という気持ちを育ててくれます。読書は、言葉の力を育てるだけでなく、想像力や思いやり、考える力も養ってくれる、一生の財産です。
まずは一冊、お子さんと一緒に楽しめそうな本を手に取ってみませんか。図書館へ足を運び、「どれにしようか」と親子で選ぶ時間も、きっと素敵な思い出になりますよ。
それでは、ありがとうございました!

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