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「毎日ちゃんと勉強しているのに、なかなか成績が上がらない・・・」
「こんなに頑張っているのに、うちの子は・・・」
子どもの勉強をそばで見ていると、そんな不安を感じることはありませんか?特に親として辛いのは、本人も頑張っているのに結果が出ないときです。
勉強時間は増えている。
宿題もきちんとやっている。
以前より真面目に机にも向かっている。
それなのに、テストの点数はほとんど変わらない。
すると、つい、
「勉強のやり方が悪いんじゃない?」
「本当にちゃんとやってるの?」
と言いたくなってしまうこともあるでしょう。でも、ここで少しだけ待ってほしいのです。子どもの成長は、努力した分だけすぐに目に見える結果として表れるとは限りません。
「伸びていないように見える時期」にも、学習は進んでいることがあるからです。
今回は、子どもの伸び悩みを考えるうえで知っておきたい「学習曲線」と「プラトー現象」についてお話しします。
1.努力と成績は、いつも同じペースで伸びるわけではない
私たちは無意識のうちに、
「努力した分だけ、成果も同じように増えていく」
と考えがちです。例えば、勉強時間を2倍にしたら成績もすぐに上がる。漢字を毎日練習すれば、毎日少しずつ目に見えて上達する。
そんな右肩上がりのグラフをイメージしてしまいます。ところが、実際の学習はそれほど単純ではありません。
昨日までできなかった計算問題が、ある日突然スラスラ解けるようになった。
なかなか跳べなかった縄跳びが、ある日を境に連続して跳べるようになった。
ピアノで何度練習してもうまく弾けなかった部分が、しばらく練習を続けているうちに急に弾けるようになった。
そんな経験は、あなたにもあるのではないでしょうか。学習では、練習量と目に見える成果が常に同じペースで増えていくとは限らないのです。だからこそ、今テストの点数が上がっていないからといって、
「この勉強には意味がない」
「この子には才能がない」
と、すぐに判断する必要はありません。目に見える「結果」と、実際に身についている「力」には、時間差が生じることがあるのです。
2.頑張っているのに伸びない「プラトー現象」とは?
学習や練習を続けているにもかかわらず、一時的に成果の伸びが停滞する状態は、一般に「プラトー(高原)現象」と呼ばれます。
グラフにすると、伸びていた線が途中で平らになるように見えるため、「高原=プラトー」と表現されるわけです。
子どもの勉強でも、
「前までは順調だったのに、最近なかなか点数が上がらない」
「毎日計算練習をしているのに、速くならない」
といった時期が訪れることがあります。ここで怖いのが、
「こんなに頑張ってるのに、結果出ないんじゃ意味がない・・・」
と子ども自身が思ってしまうことです。さらに親から、
「これだけやっているのに、どうして上がらないの?」
と言われてしまえば、
「やっぱり自分は勉強ができないんだ」
と自信まで失ってしまうかもしれません。だからこそ、親が「伸び悩む時期もある」と知っておくことには意味があります。結果だけを見るのではなく、
「以前より机に向かえるようになったね」
「計算ミスが少し減ってきたね」
「難しい問題でも、すぐに諦めなくなったね」
と、結果に表れる前の小さな変化にも目を向けてあげてください。

3.「伸びていないように見える時期」こそ、親の言葉が大切
子どもたちを見ていて、成績が伸びているとき以上に大切なのが、結果が出ない時期の接し方だと感じています。順調に点数が上がっているときは、誰だって頑張れます。難しいのは、
「やっているのに結果が出ない」
という時期です。そんなときに、
「もうちょっとやりなさい!」
と追い込むだけではなく、
「今は力をためている途中かもしれないね」
「やってきたことまで無駄になったわけじゃないよ」
と声をかけてあげる。それだけでも、子どもの受け止め方は変わるのではないでしょうか。ただし、ここでも一つ注意があります。
「プラトーだから、そのまま続ければいつか必ず成績が上がる」
という意味ではありません。長期間まったく成果が見られない場合には、
勉強方法が合っているか。
基礎でつまずいていないか。
勉強量は適切か。
分からない部分を放置していないか。
といったことを、一度見直す必要もあります。見守ることと、放っておくことは違います。
必要なサポートはする。
勉強方法も確認する。
本人もやるべきことを続ける。
そのうえで、結果だけを見て焦りすぎない。
そんな距離感が大切なのだと思います。
まとめ
子どもが頑張っているのに成績が上がらないと、親としては心配になりますよね。でも、学習の成果はいつもきれいな右肩上がりで表れるわけではありません。
伸びる時期もあれば、伸び悩む時期もある。
だからこそ、結果が出ない時期に、
「やっぱりダメだった」
と決めつけないこと。テストの点数にはまだ表れていなくても、
昨日より机に向かえるようになった。
以前より問題を考える時間が長くなった。
分からない問題を質問できるようになった。
そんなところにも、成長の芽はあります。土の中にある種は、外から見れば何も変わっていないように見えます。でも、その間にも根を伸ばし、芽を出す準備をしています。子どもの学びにも、そんな時間があるのかもしれません。
結果を焦らず、でも必要なサポートは続ける。
そして何より、
「頑張っていることを、ちゃんと見ているよ」
と伝えてあげてください。その言葉が、伸び悩んでいる時期を乗り越える力になるはずです。
次回は、この続きとして、
「頑張っているのに成績が上がらない『プラトー期』をどう乗り越えるのか?」
について、家庭でできる具体的な方法をご紹介します。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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